体調が悪いときに、薬を探して、ようやく見つけた箱を開けたら、中身が1回分しか残っていなかったことがあります。
薬が必要になるのは、たいてい体調が悪い時です。そんな時に限って、探すのにも手間がかかっていました。
箱のままだと、引き出しが乱雑に見えていた
薬は種類ごとに箱のサイズが違うため、そのまま収納すると引き出しの中が乱雑に見えます。加えて、いざ使おうと箱を開けても、中身がほとんど残っていないことがありました。
薬の場所は分かっていても、開けてみるまで残量が分からない。これが、箱のまま収納していた頃の一番の不満でした。

透明な袋にした理由
箱のままだとかさばるので、薬そのものと取扱説明書だけを残し、透明な袋に小分けにしました。解熱鎮痛剤、アレルギー薬、のどに効く薬(トローチや漢方)を、それぞれ同じ系統でまとめました。
透明な袋なら、開けなくても中身や残量が見えます。薬が少なくなっていれば、追加で買うかどうかの判断もしやすくなります。分類も、かさばりを減らす工夫としても、この方法は理にかなっていると思っていました。
整理したのに、袋が全部同じに見えた
ところが、袋そのものが全部似た見た目になりました。薬が必要になったとき、薬の引き出しを開けるところまでは迷いません。問題はそのあとでした。
透明な袋がいくつか並んでいても、外から見ただけではどれが解熱鎮痛剤なのか分からず、一つ開けて確認し、違えば次の袋を見る、という探し方になっていました。
分類自体は間違っていません。引き出しの中に、必要な薬は確かに入っています。それでも、欲しい一つにたどり着くまでに、余計な手間がかかっていました。
「どこにあるか」と「どれか分かるか」は別
毎回、袋を一つ一つ開けて中身を確認する。この作業を繰り返しているうちに、これは仕組みそのものが悪いのだと気づきました。
このとき気づいたのは、「薬がどこにあるか」と「その中のどれが必要な薬か」は、別の判断だということでした。薬の場所は分かっています。引き出しを開けるところまでは迷いません。でも、その中に同じような袋が並んでいると、もう一度そこで探す必要がありました。収納場所を決めただけでは、探す動作が全部なくなるわけではありませんでした。
場所を決める工夫と、中身を見分ける工夫は、同じ一つの作業ではなく、別々に考える必要があったのだと思います。自分がもっと注意するより、袋を見分けられるようにした方がいいと考えました。
袋の表面に、中身を書くようにした
探しにくくなったからといって、透明袋そのものをやめたわけではありません。中身や残量が見える便利さは残したかったので、足りなかった「見分ける目印」だけを追加しました。
今は、透明な袋の表面に大きく、マジックで「解熱鎮痛剤」のようにカテゴリだけを書くようにしています。使っているジップロックには、最初から白いメモ欄がついているので、そこに書いています。
薬の商品名や成分名まで細かく書いているわけではありません。自分の場合は、袋を見分けるために必要なカテゴリ名だけ書けば十分でした。
ラベルを書くのは、最初に箱から出して袋に入れたときだけです。そのあとは同じ袋をそのまま使い続けるので、薬を補充するだけで、書き直すことはありません。
以前は、薬の引き出しを開けたあとに、袋を一つずつ確認していました。今は、袋の表面に書いた「解熱鎮痛剤」「アレルギー薬」といった文字を見るだけで、どの袋を取ればいいか判断できます。以前のように、一つずつ開けて確認する手順はなくなりました。

ラベルと置き場所は、役割が違う
ラベルは「どの袋か」を見分けるためのものです。置く場所は「よく使う物をすぐ取るため」のものだと考えています。
中身を見分けられるようにしたうえで、よく使う物を取り出しやすい位置に置いています。今は、一番よく使う袋を、目についてすぐ取り出せる場所に置いています。
契約書類は、まだ同じ問題を抱えている
賃貸契約やクレジットカード関連の書類、その他処分できない紙類は、「とりあえずファイル」に全部集めています。保証書類は、また別で保管しています。
今のところ、このファイルには特に対策をしていません。何かを探すときは、ファイルの中を一枚ずつ見て探しています。薬と同じように、場所は分かっているのに、どれが必要な一枚かはすぐに分からない状態です。
薬は見分ける目印をつけて解決しましたが、この書類はまだ同じ問題を抱えたままです。

何でもラベルを貼るわけではない
スプレー缶を集めているボックスには、ラベルをつけていません。スプレー缶は箱から出した状態でも、容器の形や色を見れば用途が分かります。持ち上げたり裏返したりして確認する必要もありません。
見分けがつきにくい物にだけ目印をつける。すべてに同じ手をかけるのではなく、必要なところだけ手をかけるようにしています。
どこにあるかが分かることと、どれか分かることは別。中身を見分ける目印をつける。
今日できる、小さな一歩
同じジャンルでまとめている収納を一つ思い浮かべて、中身を、開けずに見分けられるかを見てみてください。
見分けがつかなければ、袋や容器に中身が分かる一言をつけられないか見てみてください。
おわりに
同じジャンルの物をまとめることと、中身を見分けられることは、同じではありません。私はそう考えています。
しまう場所を決めるだけでなく、開けずに見分けられるかまで見るようにしています。
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