食材や日用品の値上がりで使いすぎた気がする人へ。前の値段を基準にしなくていい

整える暮らし

スーパーで買い物かごに食材を入れながら、レジで金額を見て「え、こんなに高かったっけ」と思うことがあります。

同じ物を、いつもと同じように買っているだけなのに、支払う金額だけが少しずつ増えていく。頭のどこかに残っている「前の値段」と、今のレシートの金額が、うまく重なりません。レジ袋に入れる中身は先月と変わらないのに、財布から出す金額だけが違う。そんな感覚です。

狭いキッチンの調理台に置かれたエコバッグとレシート

「前の値段」が、頭から離れない

よく買う食材や日用品ほど、以前の値段を自然に覚えてしまいます。何度も買っているからこそ、「これくらいのはず」という感覚が体に染みついています。洗剤やティッシュのような、いつも同じ物を選ぶ日用品ほど、この感覚は強くなります。

だから、値上がりに気づいたときの違和感も大きくなります。初めて買う物なら気にならない差でも、いつもの物だと「前はもっと安かったのに」という声が、頭の中で先に鳴ります。特に日用品は、切れてから慌てて買うことが多いぶん、値段を確認する余裕がないまま、いつもの棚から手に取ってしまいがちです。

買う量や内容を変えていないのに価格だけが上がったなら、その増加分まで「自分が使いすぎた」と考えんでもいいと思っています。値段が高く感じることと、金銭感覚がゆるんだことは、同じやないからです。

私は、値段と量、どちらが増えたかを分けて見ている

私も、食材や日用品を買っていて、「前より高くなったな」と感じることがあります。

そういうとき、支払った金額だけを見ると、以前より使っているように感じます。でも、買う量まで増えたとは限りません。値段が上がったのか、買う量が増えたのか。この二つは、一度分けて見たほうがええと思うようになりました。同じ棚の同じ商品なのに、先月より高くなっているのを見ると、一瞬「買いすぎたっけ」と自分の記憶のほうを疑ってしまうこともあります。

古い価格を基準に予算を組んだままだと、値上がりした分だけ、毎月「足りない」という感覚が続きます。これは、予算の立て方が甘いんやなくて、基準にしている数字のほうが、今の値段に追いついていないだけです。気づかないまま古い基準で予算を組み続けていると、毎月同じところで「足りない」と感じ続けることになります。

まず、増えた理由を二つに分けて見る

値上がりに気づいたときにできることは、大きく分けて次のようなことだと思います。

  • よく買う物の今の値段を、直近のレシートで一度確認する(記憶ではなく、その場の数字を見る)
  • 買った量が以前より増えていないかも、あわせて見る
  • 増えた支出を「買う量が増えた分」と「値上がりした分」に分けて考える

そのうえで、今のまま買うのか、予算を見直すのかは、あとから決めればいい。まずは「全部、自分が使いすぎたから増えた」としないこと。今日のところは、そこまでで十分です。値上がりに気づくたびに全部見直そうとすると、それ自体が新しい負担になります。気づいた物だけ、その都度確認するくらいで十分です。

ローテーブルに広げたレシート数枚と電卓

毎回のレシートを細かく見比べる必要はありません。ただ、「前より高くなった気がする」と感じた物だけは、一度、今の値段を確かめるようにしています。

気づいたところから少しずつ確認していけば、頭の中にある基準も、少しずつ今の値段に近づいていきます。

まず必要なのは、予算を組み直すことより、頭の中にある基準になっている値段を、今の値段に戻すことです。

キッチンの棚に整えて並べられた食品や日用品

見直しても、苦しい月はある

今の値段を確認しても、それだけで家計が楽になるわけではありません。値段が上がれば、支払う金額そのものは増えます。値上がり分が大きければ、今までと同じ節約だけでは吸収しきれないこともあります。

それでも、「使いすぎたから苦しい」のか「値段が上がったから苦しい」のかを分けて見られると、自分の使い方だけを責めずに済む材料にはなります。毎月すべてを確認する必要はありません。今回の記事で見るのは、「支出が増えた理由を全部使いすぎにしない」という一点です。

今日できる、小さな一歩

よく買う食材か日用品を一つだけ選んで、直近のレシートで今の値段を見てみてください。

「前はいくらだったか」を正確に思い出す必要はありません。今日は、今の値段を知るだけで十分です。

おわりに

支払う金額が増えたとき、その理由を全部「自分が使いすぎたから」にせんでいい。

買う量が増えたのか。それとも、同じ物の値段が上がったのか。私は、この二つを分けて見るようにしています。

今の値段を一度確認すれば、少なくとも何が変わったのかを見る材料にはなります。

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