何も生み出さない休み

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「何もしない休み。何も生み出さない休み。こんな日って贅沢だなぁ」

漫画を読み切って、ふと顔を上げると、外はもう暗くなっていました。

その日は朝ご飯を食べたあとから、ほとんどの時間を漫画に使っていたのです。

夜、窓の外が暗くなった一人暮らしの部屋。暖色の小さな灯りと、飲み終えたマグカップ、ブランケット

まだ続いてたんだ

きっかけは前の日のこと。

たまたまKindleで、昔読んでいた漫画が安売りされているのを見つけました。

「懐かしい、前に読んでたけど買わなくなったやつだ、まだ続いてたんだ」

そのまま全巻購入しました。

翌日は、もともと何の予定もない休日。

朝ご飯を食べ終えてから、さっそく読み始めました。

「そうそう、こんな内容だった」

読み始めると、以前読んでいた頃の記憶が少しずつ戻ってきます。

覚えている話もあれば、読んだはずなのに覚えていない話もありました。

昔読んでいた漫画なのに、懐かしさと新鮮さが一緒にあって、気がつけばどんどん読み進めています。

途中で小腹が空いて、何度か休憩しました。

でも、休憩が終わるとまた漫画の続きへ。

読み疲れたら昼寝をして、目が覚めるとまた読み始めます。

昼下がりの光が入る部屋の床に、ブランケットとクッションが置かれている

買い物、料理、掃除、筋トレ、ブログ。

普段の休みならやろうと思うことも、この日はすっかり忘れていました。

何かを済ませてから漫画を読むわけでも、途中で別の用事を始めるわけでもありません。

読みたいから、続きを読む。

そんなふうに過ごしているうちに、買っておいた漫画を全部読み切りました。

そこで顔を上げると、外はもう暗くなっていました。

今日、何もしなかったな

「今日、何もしなかったな」

一日を振り返ると、そんな言葉が浮かびました。

「楽しかった」「まだ読みたい」という気持ちもありました。

買い物や掃除、筋トレやブログのことも頭に浮かびます。

それでも、何もできなかったという罪悪感は特にありませんでした。

こういう過ごし方をしたのは、久しぶりです。

昔は、ゲームや小説、漫画に丸一日使うこともよくありました。

好きなことを始めたら、そのまま一日が終わっている。そんな休日も珍しくなかったんです。

ところが最近は、少し変わってきました。

あれもやろう、これもやろう

普段の休みの日は、いろいろなことが頭に浮かびます。

「買い物に行こう、温泉に行こう、掃除や洗濯もしよう」

そうやって「あれもやろう」「これもやろう」と考え、限られた休みの時間に詰め込むことが増えていました。

何か一つに夢中になって、それ以外のことをしない日も少なくなっています。

生活を整えることを優先して、好きなこと以外は何もしない余白まで減らしていた気がします。

今回のように、好きなことを一つやるだけで終わる日があるのも悪くない。

今は、そう思っています。

夕方の部屋の一角。椅子に掛けたエコバッグと、洗濯物が入ったままの洗濯かご

今日はどうしたいか

とはいえ、これからは休日の予定を減らして、漫画を読む時間を確保しようと決めたわけではありません。

生活を整えることも続けたいと思っています。

こういう日は、意図的に作ろうとするのではなく、自然に生まれることが大事だと思うんです。

「せっかくの休みだから」と、あれもこれも詰め込むことばかり考えなくてもいい。

たまには自分のやりたいこと一つに絞って、ほかのことは手放す。それを自分に許可する日があってもいいと思っています。

「休みだから」と決めるのではなく、「今日はどうしたいか」を自分で決められることが、一番贅沢なんじゃないかと考えています。


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