終わったあとに「別のやり方があった」と思う人へ。あとからの気づきを失敗にしない

整える暮らしシリーズのメンタル系アイキャッチ画像 整える暮らし

何かを終えたあと、「別のやり方があったかもしれない」と考えることがある。

その場では必要なことを進めていたのに、終わってから気づくことがある。片付いたあとの部屋を見るように、終わったことを見返すと、通り過ぎたときには見えなかったものが見えてくる。

——そんな経験がある人に向けて書きます。

先に結論を言うと、終わったあとに気づいたことは、今回が失敗だった証拠ではなく、終わったから見えた情報なのだと思います。

終わったあとに気づくのは、その場で手を抜いたからではない

終わってから「もっと別のやり方があった」と気づくと、その場では何かが足りなかったように感じることがあります。まるで、やっている最中の自分が甘かったかのように思えてしまうこともあります。

でも、それはその場で手を抜いたからでも、力を出し切らなかったからでもないと思います。その場の判断としては、間違っていなかったこともあります。

やっている最中は、次に何をするか、その場で何を判断するかに意識が向いています。終わったあとなら、最初から最後までを一つの流れとして見返せます。

同じ出来事でも、途中から見るのと、終わったあとから見るのとでは、見えるものが違います。

最中は見えないものが、終わってから見える

進行中は、次に何をするか、今どこまで進んでいるかを追うだけで精一杯になります。

そこに「もっと良い進め方はないか」まで同時に考える余裕は、なかなか持てません。目の前の一つひとつをこなすだけで、意識のほとんどが埋まってしまいます。

終わったあとだから見えることもあるのだと思います。順番が逆になっているだけで、気づく力が足りなかったわけではありません。

夜、テーブルの上に閉じたノートとペンが置かれている

気づいたことを、二つに仕分ける

「別のやり方があった」と気づいたら、私は二つに分けて考えます。

  • 今からでも直せることか。 それなら、必要なら直します。
  • 今回はもう終わっていて、次の機会にしか使えないことか。 それなら、次に使えそうなら一言だけ残しておきます。それで終わりです。

次回用の気づきを、今回の失敗へ戻さなくていいのだと思います。仕分けておくと、今回の評価と次回の改善を分けて考えやすくなります。

私は、行事の進め方をあとから考え直すことが多い

私自身は、施設の行事やレクリエーションの企画・進行を終えたあと、「別の進め方があったかもしれない」と考えることがよくあります。

ただ、それを力を出し切らなかった失敗としては感じていません。終わってから見えてくる改善点として、次に活かせればいいと思っています。

私は、一つの仕事だけに力を使い切らないようにしています。一つを終えたあとにも仕事は続くので、次へ動ける分を残しておきたいからです。

だから、終わったあとの「別のやり方」も、力不足の証拠ではなく、単純に視点が変わっただけなのだと思っています。

同じ夜のテーブルで、開いたノートに手が一言だけ書き留めている

行事の企画・進行は、終わってから見えることが多い

介護の現場では、季節の行事やレクリエーションの企画・進行を任されることがあります。参加する利用者さんの体調や人数も当日にならないと分からないことが多いです。

準備から当日の進行まで、その場では決めることが多く、終わったあとになって「ここはこうすればよかった」と気づく場面が出てきます。利用者さんの反応を見ながら進める部分もあるので、事前に全部を決めきれないことも理由の一つだと思います。

一度きりの行事もあれば、来年また似た形で行うものもあります。どちらであっても、終わったあとの気づきは、その日の失敗としてではなく、次に向けた材料として残しておけばいいと思っています。

全部を仕分けなくてもいい

気づくたびに、全部を仕分ける必要もないと思います。「そういうやり方もあったな」で終わることもあります。忙しい時期は、そのまま忘れてしまってもかまいません。

次に使いそうなら残す。そこまででもなければ、そのままにする。気づいたことを全部、改善課題にしなくてもいいのだと思います。

朝、光が差し込む部屋のテーブルに湯気の立つマグカップが置かれている

今日できる、小さな一歩

最近終わったことで、「別のやり方があったかもしれない」と思ったことを一つだけ思い出してみてください。

そして、今から直せることなのか、もう終わっていて次回用の気づきなのか、どちらに近いかを見るだけで十分です。今日は、直さなくても、メモしなくてもかまいません。

おわりに

終わったあとに「別のやり方があった」と気づくことがあります。でも、あとから見つかった改善点が、そのまま今回の失敗を意味するわけではありません。

今から直せるなら、必要なら直す。もう終わっているなら、次に使えそうなことだけ残しておく。そこまででもない気づきなら、そのままにしておいていいと思います。

終わったあとに見えたことを、終わる前の自分の採点に使わなくてもいい。まずは、そのくらいに分けて考えれば十分だと思います。

次に読む

家事が終わらない人へ
完璧より「ここまででOK」を決める話です。
家事が終わらない人へ。完璧より「ここまででOK」を決める

しんどい日に何もできない人へ
「最低これだけ」を先に決めておく話です。
しんどい日に何もできない人へ。「最低これだけ」を先に決めておく

決めたことをすぐ変える自分が嫌になる人へ
変えた回数より、引っかかりを見る話です。
決めたことをすぐ変える自分が嫌になる人へ。変えた回数より、引っかかりを見る

やり方を変えた直後、「前のままでよかったかも」と思う人へ
判断は少し様子を見てからでいい話です。
やり方を変えた直後、「前のままでよかったかも」と思う人へ。判断は少し様子を見てからでいい

疲れをためない暮らしの記事を、まとめて読みたい人へ
休み方・疲れまわりの記事をまとめています。
疲れている日でも回る暮らしを作りたい人へ|こたログ記事まとめ

コメント

タイトルとURLをコピーしました