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物を減らす暮らしを続けていると、「何を捨てるか」ばかり考えがちです。
でも、同じくらい大事なのが「何を残すか」だと思うようになりました。
減らすことが目的になると、本当は必要な物まで手放して、かえって暮らしが不便になることがあります。
物を減らすのは、何もなくすためではなく、本当に必要な物だけを残すためです。
この記事は、整える暮らしシリーズ第41話です。
たくさんの物を手放してきた中で、「これは残してよかった」と今でも思える3つの道具を、実際に使った感想とあわせて紹介します。
押し売りをするつもりはありません。同じように疲れている人が、自分の暮らしで「これは残す価値があるかも」と考えるきっかけになればと思って書いています。
今回紹介するのは、「買ってよかった物」というより、物を減らしても最後まで残った物です。たくさん持つ暮らしでは気づきにくかったけれど、減らしたからこそ、毎日使う物のありがたさが見えるようになりました。
※この記事には楽天アフィリエイトリンクを含みます。実際に使ってよかったものを紹介していますが、購入をすすめるためではなく、「物を減らす中で何を残すか」を考えるための記事です。体の不調が続く場合は、道具だけで判断せず、医療機関や専門家にも相談してください。
安い物を何度も買い替えるより、いい物を長く
先に、私の物の選び方を書いておきます。
ミニマルな暮らしを目指していますが、「とにかく安く」とは考えていません。
安い物を何度も買い替えると、結局お金も手間もかかるし、家に「いまいち気に入らない物」が増えていきます。
だから、数を持たないぶん、毎日使う物・体に関わる物は、少し良い物を選んで長く使う。
これが、私なりの「少なく持つ」のかたちです。
これから紹介する3つも、どれも安い買い物ではありませんでした。
だからこそ、誰にでもすすめたいわけではありません。ただ、私の暮らしでは「減らす中でも残った物」でした。
全部を揃える必要はありません。気になるものが1つあれば、それで十分です。
今すぐ買い替える必要もありません。まずは、今使っている物のどこに不満があるのかを見るだけでも十分です。高い物を買うことが正解なのではなく、私にとってはこの3つが「減らしても残った物」だった、という話です。
① 腰まわりを支えるために残したベルト
介護の仕事は、腰に負担がかかります。
利用者さんの移乗や入浴介助で、腰を痛める同僚を何人も見てきました。
私が使っているのは、しっかり固定できるタイプの腰のサポートベルトです。
つけていると、力を入れる場面で腰まわりが支えられているように感じます。一日働いた後の体の感じ方も、私には違って感じられました。
もちろん、これをつければ絶対に腰を痛めない、というものではありません。
でも、「自分の体は自分で守るしかない」と思っている人にとって、数千円で、動作の不安が少し軽く感じられるなら、私は残す価値があると感じています。
体が資本の仕事だからこそ、無理のない範囲で見直してよかった場所でした。
以前は「ベルトなんて気休めかな」と思っていました。でも、つけている日とつけ忘れた日とで、夜の自分の感じ方が違うことに気づいてから、手放せなくなりました。物を減らす中でも、これは最後まで残った道具のひとつです。
② 毎日の入浴が少し楽しみになったシャワーヘッド
私は、ボリーナのシャワーヘッドを使っています。
正直、シャワーヘッドにこの値段を出すのは、買う前は少し迷いました。
でも、使ってみて、毎日の入浴が「ただ汗を流す時間」から「一息つく時間」に変わりました。
夜勤明けや遅出終わりの疲れた体に、お湯を浴びる時間が心地よく感じられるようになったんです。
一人暮らしだと、お風呂は数少ない「自分を労わる時間」です。
その時間が少し心地よくなるなら、毎日使う物として私は納得できました。
何か大きな変化を期待するというより、毎日の小さな心地よさを、私の中では少し増やしてくれた道具です。
水まわりの物は、つい「使えればいい」と安く済ませがちです。でも、毎日必ず使うものだからこそ、少しの心地よさの差が、積み重なると大きく感じます。一日の終わりに「ふう」と力が抜ける時間があるかどうかは、疲れた暮らしでは案外大事でした。
③ 私の睡眠まわりを支えてくれた枕
最後は、ピローグランデという枕です。
3つの中では一番高い買い物でしたが、いちばん残してよかったと思っています。
理由はシンプルで、睡眠が、疲れた暮らしのいちばんの土台だからです。
夜勤で生活リズムがバラバラな中でも、横になったときに頭がきちんと支えられていると、その落ち着き方が、私には違って感じられました。
枕が合わないと、横になっている間も首や肩まわりが落ち着かないことがあります。
毎日6時間以上預ける場所だと考えると、ここにお金をかけるのは、私にとっては納得のいく選択でした。
寝る前に首や肩まわりの落ち着かなさが気になる人は、寝具を見直してみるのも一つの選択肢だと思います。
ただ、眠れない日が続く場合や、体の不調が強い場合は、枕だけで判断せず、専門家に相談することも大事です。
服や雑貨は何個も持っているのに、毎晩使う枕は何年も同じ、という人は意外と多い気がします。私もそうでした。数を減らすより先に、毎日使う1つを見直す。それだけでも、自分にとって必要な物の基準が少し見えてきます。
物を減らすほど、残した物が際立つ
3つに共通しているのは、どれも疲れた日の暮らしの中で、私が「残してよかった」と感じた物だということです。
物をたくさん持っていた頃は、こういう物の良さに気づきませんでした。
数が多いと、一つひとつに意識が向かないからです。
減らしていく中で、「本当に毎日使う物」「自分を助けてくれる物」がはっきり見えてきました。
物を減らすことの本当の意味は、何もない部屋を作ることではなくて、残した物を大事にできるようになることなのかもしれません。
今日できる小さな一歩:「残してよかった物」を1つ思い出す
今日やることは、一つだけです。
新しく何かを買う前に、今ある物の中で「これは残してよかった」と思える物を、1つ思い出してみてください。
それが、あなたにとって本当に必要な物の基準になります。
買い足すより先に、すでに持っている「いい物」に気づく。
物を減らす暮らしは、そこから始まります。
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