整える暮らし(シリーズ第47話)
仕事から帰って、今日もコンビニの袋を提げている。
お弁当、おにぎり、カップ麺、菓子パン。
それを食べながら、頭のどこかで「またちゃんとした食事ができなかった」と思う。
自炊している人を見ると、自分はだらしないんじゃないか、と少し落ち込む。
体にも良くない気がして、なんとなく罪悪感が残る。
でも、コンビニや外食が続くのは、あなたが意志の弱い人だからではありません。
「ちゃんとした自炊」か「ダメな食事」か、の二択で考えているだけかもしれません。
この記事は、整える暮らしシリーズ第47話です。
しっかり自炊できなくても、「0か100」をやめるだけで、食事の罪悪感は少し軽くなる。そんな整え方をまとめます。
自炊できないのは、だらしないからではない
コンビニや外食が続くと、「自己管理ができていない」と感じます。
ちゃんとした人は、毎日きちんと料理しているのに。
そう思って、また自分を責めてしまう。
でも、自炊できないのは、性格の問題ではありません。
疲れて帰った日に、買い物をして、献立を考えて、作って、片付ける。
この一連の流れは、元気な日でもそれなりの仕事です。
夜勤明けや遅出終わりで、心も体も空っぽの日に、それを毎回やるのは、そもそも無理があります。
つまり、できないのは怠けているからではなく、自炊という作業が、疲れた日の自分には重すぎるだけです。
まず、そこを責めるのをやめて大丈夫です。
「ちゃんと」か「ダメ」かの二択が、罪悪感を作る
罪悪感の正体は、食事そのものより、「0か100」で考えていることにあります。
頭の中に、「ちゃんと自炊した食事」という100点のイメージがある。
それと比べるから、コンビニや外食が「0点」に見えてしまう。
でも、実際の食事に、0点なんてありません。
その日を乗り切るために食べた、というだけで、ちゃんと役目を果たしています。
疲れた日に、何か食べて、また明日働ける。
それは、立派に「できている」ことです。
100点の自炊か、0点の手抜きか。
この二択をやめるだけで、毎日の食事から、よけいな罪悪感が抜けていきます。

今の食事に、1つだけ足す
それでも「さすがに、これだけだと」と気になる日もあります。
そんなときは、自炊に切り替えるのではなく、今の食事に1つだけ足します。
栄養を完璧に整える話ではありません。「今日はこれでいい」と思いやすくするために、できる日だけ1つ足すくらいで大丈夫です。
コンビニ弁当に、カットされた野菜やサラダを1つ。
おにぎりに、ゆで卵や豆腐を1つ。
カップ麺に、レンジで温めるだけの惣菜を1つ。
どれも、火も包丁も使いません。買って、開けて、添えるだけです。
完璧な食事にしようとしなくていいです。
「いつもより1つだけ足せた」くらいで十分です。
大事なのは、自炊するかどうかではなく、0か100をやめて、ちょうどいい真ん中を見つけることです。
足すのが面倒な日は、足さなくても大丈夫です。
その日も、ちゃんと食べた自分を責めなくていいです。

介護職の不規則な生活では、なおさら難しい
シフトがバラバラだと、食事の時間も毎日変わります。
夜勤の日は、夜中にお腹がすく。明けの日は、昼に食べて夕方まで寝る。
生活リズムが一定でないと、「決まった時間に、決まった食事を作る」こと自体が成り立ちません。
そんな働き方をしていれば、コンビニや外食に頼るのは、むしろ自然な選択です。
不規則な仕事をしながら、毎日きちんと自炊している人のほうが、少ないかもしれません。
だから、まわりの「ちゃんとした食事」と比べて落ち込む必要はありません。
決まった時間に自炊できなくても、その日の働き方に合わせて食べられたなら、それで十分な日もあります。
お金の面でも、責めすぎなくていい
コンビニや外食は、自炊より割高だと言われます。
それで「お金の管理もできていない」と、二重に責めてしまう人もいます。
でも、疲れ切った日に無理を重ねるより、お金を少し使ってでも、その日を乗り切るほうが合っている日もあります。
毎日でなくていいので、「今日は買って済ませる」と自分に許可を出す。
それは、甘えではなく、自分の体力を守るための、必要な支出です。
お金の使い方も、0か100ではありません。
ここぞという日に頼れる手段がある、と思っておくだけで、気持ちが少し楽になります。

今日できる小さな一歩:今日の食事に、責めない許可を出す
今日やることは、一つだけです。
今日コンビニや外食で済ませるなら、「これでいい」と、自分に一言だけ許可を出します。
何かを足してもいいし、足さなくてもいいです。
大事なのは、食べたあとに自分を責めないことです。
コンビニや外食が続くのは、あなたがだらしないからではなく、「ちゃんと」か「ダメ」かの二択で見ているだけです。
0か100をやめて、真ん中を許す。
それだけで、毎日の食事が、少し軽くなります。
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