給料日前になると、急にお金のことが気になってくる。
通帳やアプリの残高を見て、「今月も思ったより減っている」と感じる。
コンビニで買ったもの、仕事帰りに寄った外食、なんとなく続けているサブスク。
一つひとつは大きな金額ではないのに、給料日前になると気持ちだけが重くなる。
そんな時、「自分はお金の管理が下手だ」と責めたくなることがあります。
でも、給料日前の不安は、使った自分を責めれば軽くなるものではありません。
この記事は、整える暮らしシリーズ第23話として、家計簿を完璧につけるよりも、来月も残したい支出を見つけるための給料日前5分の支出チェックをまとめます。
これまでの記事では、満足度の低い支出を減らすことや、疲れている日の買い物を減らすことを書いてきました。
今回はその続きとして、給料日前に不安になった時、使った自分を責めずに、来月も残したい支出を見つける振り返り方について書きます。
給料日前に不安になるのは、使った自分が悪いからではない
給料日前に不安になると、まず自分を責めやすくなります。
もっと節約できたはず。
あの買い物はいらなかったかもしれない。
また同じことを繰り返している。
そう考え始めると、家計管理は反省会になります。
でも、お金の不安は、反省を増やしてもあまり減りません。むしろ、疲れている時ほど「また自分はできなかった」という気持ちだけが残ります。
特に、介護の仕事のように体力も気力も使う仕事をしていると、仕事終わりに判断が雑になる日があります。
帰り道で飲み物を買う。
疲れて自炊をやめる。
少しだけ気分を戻したくて、小さな買い物をする。
それ自体を全部悪いことにすると、暮らしが苦しくなります。
大事なのは、使った自分を責めることではなく、今月のお金の使い方から、来月に残したいものを見つけることです。
家計簿を完璧につけるより、まず「残したい支出」を見る
家計管理というと、毎日の支出を細かく記録するイメージがあります。
食費、日用品、交通費、趣味、外食、サブスク。
きれいに分けて、毎日入力して、給料日前に集計する。
それができる人には便利ですが、疲れている暮らしでは続かないこともあります。
続かない家計簿を前にして、また自己嫌悪になるくらいなら、最初から見る範囲を小さくしても大丈夫です。
まず見るのは、全部の支出ではありません。
今月、使ってよかったと思えるお金。
来月も残したいと思える支出。
この二つだけで十分です。
たとえば、仕事帰りに買った飲み物でも、それで気持ちが切り替わったなら、残していい支出かもしれません。
逆に、なんとなく開いた通販アプリで買ったものが、届いたあとほとんど使われていないなら、来月は減らしてもいい支出かもしれません。
家計簿は、使った自分を裁くためのものではありません。
自分の暮らしに残したいお金の使い方を見つけるための道具です。
満足した支出と、なんとなく減った支出を分ける
給料日前に見るなら、支出を二つに分けるだけで十分です。
満足した支出。
なんとなく減った支出。
この分け方は、細かい費目より分かりやすいです。
満足した支出は、自分の回復や生活の安定につながったお金です。
たとえば、休日に温泉へ行った。
必要な日用品を買った。
家でゆっくり飲むための好きな飲み物を用意した。
仕事で疲れた日の食事を無理なく済ませるために、惣菜を買った。
こういう支出は、金額だけを見ると節約対象に見えるかもしれません。
でも、暮らしを崩さないために役立っているなら、残す価値があります。
一方で、なんとなく減った支出は、記憶に残りにくいお金です。
セール通知を見て買ったもの。
気分で入れたサブスク。
疲れている時に、深く考えずに買った小物。
買った瞬間は悪くなくても、あとから見ると「別になくてもよかった」と感じるものです。
ここを責める必要はありません。
ただ、「これは来月は減らしてもいい」と分かれば十分です。
疲れている日は、お金の見直しを後回しにしていい
給料日前に不安になっても、疲れている日にお金の見直しをするのはおすすめしません。
疲れている時は、判断が極端になりやすいからです。
もう全部やめよう。
外食は悪い。
趣味にお金を使うのは無駄。
こういう考え方になると、節約は続きません。
暮らしを整えるためのお金まで削ってしまうと、次の月にまた疲れがたまります。
お金の見直しは、元気な時に短くやる方がいいです。
夜勤明けや遅出終わり、仕事で消耗した日には、家計アプリを開かなくてもいい。
その日は寝る。
ご飯を食べる。
部屋を少しだけ戻す。
お金のことは、休んだあとに見る。
これくらい分けた方が、現実的に続きます。
家計管理は、苦しい気持ちのまま自分を追い込む作業ではありません。
来月の自分を少し楽にするための確認です。
介護士の暮らしでも続く、給料日前5分の支出チェック
忙しい暮らしで続けるなら、給料日前のチェックは5分で十分です。
やることは三つだけです。
今月、使ってよかったお金を一つ書く。
来月も残したい支出を一つ決める。
来月は減らしてもよさそうな支出を一つだけ見る。
これ以上やろうとすると、負担になります。
たとえば、今月の使ってよかったお金が温泉なら、それは残す。
仕事帰りのコンビニで、毎回なんとなく買っていたものがあるなら、来月は回数を減らす。
サブスクを一つ見直せそうなら、次の休みに確認する。
このくらいで大丈夫です。
全部の支出を一気に変えようとしなくていい。
一つ残す。
一つ減らす。
それだけでも、お金の流れは少し整います。
低収入の暮らしでは、気合いで全部を我慢するより、満足度の低い支出を少しずつ減らす方が続きます。
今日できる小さな一歩:来月も残したい支出を一つだけ書く
今日やることは、一つだけです。
今月、使ってよかったお金を一つ書いてください。
金額が小さくても大丈夫です。
コンビニのコーヒー。
温泉。
散歩のついでに買った飲み物。
家でゆっくり過ごすための日用品。
それが自分の回復や生活の安定につながっていたなら、来月も残していい支出です。
そのうえで、なんとなく減った支出を一つだけ見つける。
責めるためではなく、次の月を少し軽くするために見る。
給料日前の不安は、ゼロにはならないかもしれません。
でも、使った自分を責める時間を減らして、残したい支出を見つける時間に変えることはできます。
お金の使い方を整えることは、我慢を増やすことではありません。
自分の暮らしに必要な支出を残し、なんとなく減っていた支出を少しずつ減らすことです。
それだけでも、来月の暮らしは少し回しやすくなります。
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