ゴミの日の朝。ゴミ箱を見ると、45リットルの袋が、まだ半分くらいしか溜まっていない。
このまま出すのはもったいない気がする。でも、今日を逃すと、次に出せるのは来週。それまで、この半端な袋を置いておくことになる。
出すか、見送るか。ゴミ袋を前に、毎回少し迷う。——そんな人に向けて書きます。
先に結論を言うと、迷うのは、あなたがケチだからでも、優柔不断だからでもありません。判断の基準を「量」に置いているから、迷うのだと思います。

半分で迷うのは、あなたがケチだからではない
まず言っておきたいのは、半端な袋を前に手が止まるのは、あなたがもったいながりだからでも、決断力がないからでもない、ということです。
私の場合、一人暮らしで家にいる時間も短いため、45リットルの袋が収集日までに満杯になることはあまりありません。自炊の回数が少ない週や、夜勤が続いた週は、半分程度で収集日を迎えることもあります。
今のゴミの量を見ると、45リットルという大きさが、今の私の暮らしには少し合っていないのだと思います。半端に見えるのは当たり前で、あなたの暮らし方が悪いわけではありません。
「量」で決めようとするから、迷う
半端な袋の前で迷うとき、私たちはたいてい「量」で判断しようとしています。
まだ半分しかない。もったいない。もう少し溜めてから出したい。——でも、次に出せるのは来週。そこで詰まります。「量が足りない」と「もう出さないと溜まる」が、頭の中でぶつかるからです。
この「量」を基準にしているかぎり、毎回この迷いは起きます。ゴミの量は、こちらの都合では増えてくれないからです。
私も、ずっと量で考えていました。半分だともったいないから見送って、でも来週も半分で、結局二週間分溜まってから出す。そういうことを繰り返していました。
そのくせ、溜めているあいだも、ずっと気にはなっているんです。玄関のすみの袋を見るたびに、「まだ出さなくていいのか」と頭の片隅で計算している。出していないのに、気持ちのうえでは休まっていない。いちばん損な状態だったと思います。
私は今、「次まで置いて困るか」で決めています
そこで私がやってみたのは、判断の基準を「量」から、「次に出せる日まで置いて困るか」に変える、という方向でした。
満杯かどうかは、ゴミ出しの目的そのものではありません。次の収集日まで、家の中に置いておいて困る物があるかどうか。そこを見るようにしました。
- 困らないなら、見送っていい。 乾いた紙やプラスチックだけで、次の収集日まで置いても気にならないなら、半分でも無理に出しません。見送ることは、失敗ではありません。
- 困りそうなら、半分でも出していい。 生ゴミがあって水分や汚れが気になる、置いておくと虫や液漏れが心配、狭い部屋で置き場所が気になる。そういう日は、量が半分でも出すことにしています。
私の場合、いちばん分かりやすい目安になったのは臭いでした。生ゴミが古くなっていく臭いが気になり始めたら、量に関係なく出す。臭わない週は、乾いた物だけなら見送る。ただ、臭い以外にも、液漏れや虫、置き場所で困ることはあるので、そこも合わせて見るようにしています。
判断する材料を「量」から「次まで置いて困るか」に変えてからは、私には答えを出しやすくなりました。袋の中身に加えて、次に出せる日や置き場所も考えれば、満杯かどうかだけで迷うより決めやすく感じられます。

やってみて、変わったこと
私の場合は、「困らないなら見送っていい」と自分に許してから、ゴミの日の朝が少し楽になりました。
前は、半分の袋を見るたびに、小さく罪悪感がありました。出すのももったいないし、置いておくのも気になる。どっちを選んでも、なんだかスッキリしない。
「次まで置いて困るか」で決めるようにしてからは、その迷いが以前より減りました。困らない週は見送る。困りそうな週は、半分でも出す。どちらを選んでも、前より納得しやすくなりました。
袋が半端なこと自体は、今も変わっていません。相変わらず、45リットルが半分です。でも、それを前にして立ち止まる回数は、以前より減りました。
出せる日が少ないから、半分でも迷う
夜勤があると、ゴミの収集日すべてに出せるとは限りません。
以前の記事では、収集時間と勤務が合わず、そもそも出せない日のことを書きました。今回は、出せる日に袋が半分だったとき、どう決めるかという話です。
次の収集日にも出せるとは限らないからこそ、満杯になるまで待つのではなく、次まで置けるかで決める方が、私の暮らしには合っていました。
半分で出すことを、責めなくていい
念のため書いておくと、袋が半分のまま出す日があっても、それを責める必要はありません。
「まだ入るのに」と言われることもあるかもしれませんが、暮らしの量は人それぞれです。袋を一枚使うのが惜しい日もあれば、次の収集まで置いておく負担を避けたい日もあります。自分の暮らしでは、どちらの負担が大きいかで決めてよいと思います。
満タンまで溜めて計画的に出せる人は、そのやり方のままで大丈夫です。半端な袋を前に、毎回もやっとしてしまう人だけ、基準を「次まで置いて困るか」に変えてみる、で足ります。
自治体や集合住宅にゴミ出しのルールがある場合は、そちらを優先してください。虫や液漏れが不安なら、臭いが弱くても出してよいですし、次に必ず出せるとは限らないなら、今回出してしまってもかまいません。迷うこと自体が負担なら、半分でも出す。それでいいと思います。
今日できる、小さな一歩
もし何か一つだけ試すなら、次のゴミの日に、袋の量を見る前に、「これ、次まで置いて困る?」だけを考えてみてください。
臭いや液漏れが気になるなら、半分でも出す。乾いた物だけで、置き場所にも困らないなら見送る。それだけで、迷う時間が少し減ります。
今日は、袋の量だけで決めなくて大丈夫です。次に出せる日まで置いて困るかを、一度だけ考えてみてください。

おわりに
半端な袋を前に迷うのは、量が中途半端だからではなく、量を基準にしているからかもしれません。
今のゴミの量なら、45リットルより小さい袋の方が合うのかもしれません。ただ、私はまだ袋やゴミ箱を替えていません。今は45リットルを使いながら、次に出せる日まで置いて困るかで決めています。いずれ小さい袋を試したら、そのときは改めて書きたいと思います。
少なくとも私にとっては、「量」で決めるのをやめて「次まで置いて困るか」で決めたことは、ゴミの日の小さなストレスを、一つ減らしてくれました。
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