現場で手が空いた瞬間、「自分だけ暇そうに見えているかもしれない」と気になって、何か仕事を探してしまうことがあります。
リーダーの日なら、デスクワークをするのは当然の役割です。でも、リーダーでない日に現場で手が空くと、リーダーの仕事を引き受けたり、他の仕事を探して動いたりすることがあります。
——そんな自分に、覚えのある人に向けて書きます。
先に結論を言うと、手が空いていること自体は、悪いことでも怠けていることでもないのだと思います。

手が空くと、つい何か仕事を探してしまう
一通りの業務が終わって、次の予定まで少し間がある。そんな数分間に、なぜか落ち着かなくなることがあります。
周りはまだ動いている。自分だけ立ち止まっているように見えるかもしれない。そう思うと、特に急ぎでもない仕事を見つけて、手を動かしてしまいます。
次の予定までの数分間に、すでに拭いてある場所をもう一度拭いたり、まだ早い時間の準備に手をつけたりすることがあります。時計を何度か見てしまったり、周りの様子をなんとなく確認したりすることもあります。特に何かを指摘されたわけではなくても、手を止めていることのほうが落ち着かなく感じられます。
リーダーの日と、そうじゃない日で役割が違う
私の場合、日勤リーダーの日はデスクワークも役割に入っています。手が空いたときにそれをするのは、むしろ当然のことです。
ただ、リーダーではない日に現場で手が空くと、リーダーの仕事を引き受けたり、他の業務を探して動いたりすることがあります。その日の自分の役割ではないことまで、手が空いたからという理由で拾いに行っている、ということでもあります。
リーダーの日にまとめている記録の確認や、次の勤務への引き継ぎ準備は、他の日はリーダーが担当している仕事です。それでも、現場で数分手が空くと、後で誰かがやることになる仕事を、先に済ませておこうとすることがあります。共有スペースの整頓など、急ぎではないけれど誰かの役には立つ仕事を選ぶことが多いです。
それは「暇に見られたくない」という気持ちから
これは、サボりたい気持ちの裏返しではないのだと思います。
私の場合、周りが動いている中で自分の手が止まると、「何かやることはないか」と探し始めることがあります。
周りが動いている中で自分だけ手が止まると、必要以上に目立っているように感じることがあります。そう考えると、手を止めているだけの数分間が、居心地悪く感じられます。
周りが忙しく動いている職場ほど、この感覚は強くなりやすいのだと思います。誰かに何か言われたわけではなくても、手を止めている自分の姿が、なんとなく気になってしまいます。実際には数分のことでも、その場にいる間は、もっと長い時間のように感じられることもあります。

手が空いていること自体は、悪いことじゃない
その日の人員配置や、利用者さんの動き方によって、手が空く時間は自然に生まれます。手が空いたからといって、自分の働き方が悪いと決まるわけではありません。
予定していた仕事が一段落して、次までたまたま数分空くこともあります。手が空いた事実だけを見て、自分を急かす理由にしなくてもいいのだと思います。
体調や人員配置、その日の利用者さんの様子によって、手が空く時間の長さは変わります。今日たまたま数分空いたからといって、明日も同じ状況になるとは限りません。忙しい日もあれば、落ち着いている日もある、というだけのことです。
仕事の中身より、「なぜ拾ったか」を見てもいい
役割として必要だから動くことと、見られ方が気になって動くことは、同じ「仕事をする」でも別。
今の役割として必要な仕事なのか。安全や急ぎに関わることなら、まず対応や共有が必要なこともあります。それとも、手が空いて見えることが気になって追加した仕事なのか。
同じ「動く」でも、理由は分けて見ていいのだと思います。
リーダーの仕事を手伝うこと自体は悪いことではありません。ただ、それが今の自分の役割だからなのか、暇そうに見えることが気になって拾ったのかは、分けて考えてもいいのだと思います。
どちらの理由で動いたとしても、それ自体を責める必要はないのだと思います。ただ、理由を分けて見ておくと、次に同じ場面が来たときに、少しだけ選びやすくなります。急いで拾わなくても、一呼吸置いてから決めることもできます。
それでも、動きたくなる日はある
こう考えていても、手が空くとやっぱり何か探してしまう日はあると思います。
体が空くと動きたくなるのは、これまでの働き方の癖でもあります。無理に立ち止まる練習をしなくても、今のやり方で特に困っていないなら、そのままで大丈夫です。
特に、忙しそうな同僚が近くにいると、自分だけ止まっているのがより気になりやすくなります。そういう日は、無理に立ち止まろうとしなくても大丈夫です。動くことで気持ちが落ち着くなら、それも一つのやり方だと思います。
今日できる、小さな一歩
最近、手が空いたときに自分から拾った仕事を一つ思い出します。
「今の自分の役割だったのか。それとも、暇そうに見えるのが気になって足したのか」を一度だけ見てみます。
どちらだったか分かれば、今日はそれで十分です。

おわりに
手が空いていること自体は、悪いことでも怠けていることでもないのだと思います。
今の役割としてやる仕事と、見られ方が気になって拾った仕事は、分けて見ることができます。
手が空いた時間を、すべて追加の仕事で埋めなくてもいい場面はあります。
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