仕事で疲れて帰ってきた夜、何となくスマホを開いてしまうことがあります。
通販アプリを見る。
セール通知を開く。
SNSで流れてきた便利そうな商品を見る。
その時は、ただ眺めているだけのつもりです。
でも、疲れている日は判断する力が残っていません。
「これがあれば少し楽になるかも」
「今だけ安いなら買っておこう」
「疲れているし、これくらいはいいか」
そう思って買った物が、あとから部屋の中で管理する物になっていくことがあります。
この記事は、こたログの「整える暮らし」シリーズ第20話です。
今回は、買わない根性を強くするのではなく、買いたくなる入口を減らす話を書きます。
大きな買い物をしているわけではありません。セールになっていた日用品、少し便利そうな収納グッズ、仕事終わりに何となく見ていた通販アプリ。
一つひとつは小さな金額でも、あとから見ると、家計にも部屋にも少しずつ残っていました。
低収入で暮らしを整えようとすると、「もっと我慢しないといけない」と考えがちです。
でも、今は少し違うと思っています。
必要なのは、意志の力で毎回止めることではありません。
疲れている時でも買い物に流れ込みにくいように、入口を少し減らしておくことでした。
以前の記事では、疲れた日に買い物へ流れないために、買う前のワンクッションを作る話を書きました。
今回はその手前の話です。
そもそも通販アプリやセール通知に触れる回数を減らして、買い物へ流れ込む入口を少なくしておく。
ここを整えるだけでも、衝動買いは少し減らしやすくなります。
疲れている時ほど、買い物で回復したくなる
仕事で疲れて帰ってきた日は、判断する力がかなり落ちています。
介護の仕事では、利用者さんの状態、職員同士の連携、記録、申し送りなど、細かい判断が続きます。
家に帰ったあとまで、強い意志で支出を管理するのは簡単ではありません。
そういう時にスマホを開くと、通販アプリ、セール通知、SNSのおすすめ商品が目に入ります。
ただ眺めているだけのつもりでも、そこから買い物へ流れてしまうことがあります。
衝動買いは、意志が弱いから起きるだけではないと思います。
疲れている時に、買い物へ流れ込む入口が多すぎることも原因です。

「買うかどうか」を毎回考えるのはしんどい
節約をしようとすると、買い物のたびに「これは必要か」「これは無駄か」と考えることになります。
もちろん、その判断は大事です。
ただ、毎回その場で判断しようとすると、疲れている日は負けやすくなります。
特にスマホの中では、買うまでの流れがとても短いです。
- 商品を見る
- レビューを見る
- カートに入れる
- 決済する
数分で買えてしまうからこそ、迷っている時間も短くなります。
だから私は、買い物の判断そのものを減らすより先に、買い物の入口を減らす方が現実的だと感じています。
通販アプリをホーム画面から外す
一番簡単なのは、通販アプリをホーム画面から外すことです。
削除までしなくても構いません。
すぐ押せる場所に置かないだけで、開く回数は減ります。
通知も必要なもの以外は切っておく。
セール情報を見に行く回数が減ると、「安いから買う」という流れも少し弱くなります。
買い物そのものを禁止するのではなく、買い物に入るまでに一呼吸置ける形にする。
それだけでも、疲れている日の無意識な支出は減らしやすくなります。
欲しい物は、すぐ買わずにメモへ置く
欲しい物が出てきた時は、すぐ買わずにメモへ置くようにしています。
メモに残すだけなら、我慢している感覚は少し弱くなります。
「買ってはいけない」ではなく、「今日は決めない」に変えるだけです。
翌日以降に見返して、それでも必要なら買えばいい。
反対に、見返した時にそこまで欲しくなければ、その買い物は疲れや気分で欲しくなっていただけかもしれません。
この一晩置く仕組みは、低収入で暮らしを整えたい人ほど効果が大きいと思います。
高い物を買わないことだけが節約ではありません。
小さな「何となく買い」を減らすことも、暮らしを守る大事な家計管理です。
在庫が見えると、買い物はさらに減らしやすい
買い物の入口を減らす時は、家の在庫も見えるようにしておくと楽になります。
洗剤、シャンプー、ティッシュ、歯ブラシ、食品のストック。
これらがあちこちに分かれていると、まだあるのに買ってしまいやすくなります。
逆に、一か所にまとまっていれば、買い物前に確認できます。
「安いから買う」ではなく、「今あるから買わない」と判断しやすくなります。

介護現場でも、入口を減らすとミスが減る
介護の現場でも、似たようなことがあります。
物品の置き場所が多すぎたり、確認する場所が分かれていたりすると、探す時間や補充ミスが増えます。
逆に、見る場所が決まっていると、判断はかなり楽になります。
暮らしも同じで、買い物の入口が多すぎると、そのたびに判断が必要になります。
通販アプリ、SNS、セール通知、店頭の特売、ポイントキャンペーン。
全部を見て、その都度冷静に判断するのは大変です。
だからこそ、見に行く場所を減らす。
買う前に一晩置く。
在庫を一か所にまとめる。
こういう小さな仕組みの方が、疲れている日にも続きやすいと感じています。
買わない暮らしは、我慢ではなく守る仕組み
買わない暮らしというと、欲しい物を全部我慢するイメージがあるかもしれません。
でも、私にとっての買わない暮らしは、我慢大会ではありません。
疲れている自分を、買い物の流れから少し守ること。
部屋に物を増やしすぎないこと。
家計に小さな支出を積み重ねすぎないこと。
そのために、買い物の入口を整える。
これくらいの温度感でいいと思っています。
今日できる小さな一歩
今日やるなら、買い物を全部やめる必要はありません。
まずは、買い物の入口を一つだけ減らします。
- 通販アプリをホーム画面から外す
- セール通知を一つ切る
- 欲しい物はすぐ買わずにメモへ置く
- 日用品の在庫を一か所にまとめる
全部やらなくて大丈夫です。
一つだけで十分です。
疲れている日に、毎回「買うか買わないか」を判断するのはしんどいです。
だから、買う前に触れる入口を少し減らしておく。
それだけでも、家計と部屋は少し荒れにくくなります。
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この記事は、こたログの「整える暮らし」シリーズの1本です。低収入と夜勤のある介護職の暮らしの中で、物・お金・心の管理コストを減らし、自分が回せる生活に整える工夫を記録しています。
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