仕事の手順を説明されたとき、「分かりました」と答えたのに、あとになって分かっていないことに気づくことがあります。
申し送りや引き継ぎの場面で、その場では理解できた気になっているのに、実際にやってみると、分からない部分が出てくることがあります。
——そんな覚えのある人に向けて書きます。私も、説明を聞いているときは分かった気になっていて、あとから聞き直すことがあります。
先に結論を言うと、「分かりました」と答えたことと、実際に分かっていたかどうかは、別の話です。

説明を聞いている時は、分かったと思っている
手順や引き継ぎの説明を聞いているとき、私の場合は、その時点では自分では分かったと思って答えています。
説明を聞いている段階では、まだ気づいていない部分があることもあります。
こういうことが起きやすいのは、新しい作業を教わった時や、いつもと違う人が入った時
私の場合、新しい作業や手順を教わった時には、こういうことが起きやすいです。具体的には、手順の順番やタイミングも、判断の基準も、どちらも分からなくなりやすいです。
次に何をやればいいかは分かっていても、いつやればいいかで迷う時もあれば、やることがあるのは分かっていても、細かい部分がはっきりしない時もあります。
どちらも、説明の段階では気づきにくい種類の分からなさです。
条件が変わる場面では、説明だけで全部をカバーしきれないことがあります。
分からないことに気づくのは、実際に作業を始めた時
私の場合、あとから分からないことに気づくのは、実際に作業を始めた時が多いです。説明を聞いている段階では気づかなかったことが、実際に手を動かして初めて見えることもあります。
説明を聞いている段階と、実際に作業をしている段階は、同じことを扱っていても、体験としては別の場面です。
この違いを踏まえておくと、あとから気づく分からなさを、順番の一部として見ていい。私はそう考えています。
「分かりました」と実際の理解度は分けて考える
「分かりました」と答えた時点=その時は分かったと思っていた。実際にやった時点=初めて分からない部分に気づいた。
あとから分からない部分が出てきたからといって、最初の「分かりました」まで全部が嘘だったわけではありません。その時点では、自分では分かったと思って答えていました。答えた時点と、あとで気づいた時点は、別のものです。
二つの時点は、分けて見ていい。
この考え方が、今回の記事でいちばん伝えたいことです。

分からないと気づいた時点で聞き直せばいい
分からないことにあとから気づいたなら、その時点で聞き直せばいい。私の場合は、分からないことに気づいたら、直接戻ってすぐ確認しています。
私は、安全に関わらない内容なら、作業を続けながら確認することもあります。一方、安全に関わる内容なら、いったん作業を止めて確認しています。安全に進められると分かってから再開します。
基準を安全に置いているのは、仕事の内容を踏まえてのことです。
「早く聞くか、あとで聞くか」というより、進めながら確認できる内容か、いったん止めて確認すべき内容かを、そのつど分けています。安全に関わるかどうかが、その基準です。

「理解できた」と判断するのは、実際にやってみてから
私の場合は、聞き直したあと、実際にやって問題なく進められたら「理解できた」と判断しています。
実際に手を動かした結果を、区切りの基準にしています。
説明の理解だけを基準にしていません。
今日できる、小さな一歩
直近で「分かりました」と答えたのに、あとから分からなくなった一件を思い出します。
その場では何を分かったと思っていて、あとから何が分からなくなったのか。一度だけ分けてみます。今日はそこまでで十分です。
おわりに
「分かりました」と答えたことと、実際に分かっていたかどうかは、別の話です。
あとから分からない部分が出てきたことだけで、最初の「分かりました」まで間違いだったと決めなくていい。
両方とも、ただ起きたことの一部として見ればいい。それ以上でも、それ以下でもありません。それだけです。
説明を聞いた時点では気づかなかった疑問が、実際に作業を始めてから出てくることもあります。
私にとっては、こうしてあとから疑問が出ることも、よくある話の一つです。
あとから分からないことに気づいたなら、その時点でもう一度確認していい。
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